
20代のうちに、仕事のキャリアを積むことができました。
小林 早希さん/鍼灸師
技能としての福祉だけでなく、医学・工学・教育学・心理学など、多岐に渡る総合的な基礎研究、実践研究を行う学科です。
健康福祉科学科は、さまざまな角度から人間の健康福祉を考えていく学科です。健康福祉は、人が暮らしていく上での基本要素です。本学科では、人が、身体的にも、精神的にも、社会的にも、健やかで、安心して、豊かに暮らしていくための、社会システム、支援の方法、科学技術などを、総合的、多角的に学ぶことができます。具体的には、医学や健康科学、健康福祉に関する理工学、臨床心理学、医療や福祉のシステムや産業など、人文科学、社会科学、自然科学という従来の枠を超えた幅広い学びを提供しています。
健康、病気、発達や老化について生物学的、行動科学の立場から基礎的な知識を習得することを目的とします。からだの形や働きを細胞から臓器、脳にいたるまで全体として理解できる科目を提供しています。基本的な実験の手法を習得する機会を提供し、健康・生命医科学の研究をより深く理解することを目指します。生物としての人間を知り、問題意識を持ち、研究や産業応用につなげる能力を持つ人材育成を行います。
医学的アプローチから臨床医療現場の機能的連携やマネジメント、医療と地域の連携の研究を、また工学と医学の連携により身体的健康とQOL向上をはかるものづくり研究を、そして医療を含む科学技術と人間社会の接点で生じる諸問題を解決するための生命倫理などの人間学研究を行っています。ヘルスプロモーション、健康管理医学、健康福祉産業学、バイオエシックス、緩和医療学・臨床死生学、生体計測学の基礎的な知識を提供します。
保健と社会福祉に関する知識と技能を身につけ、人間の尊厳とWell-being(健康で幸福な生活)の実現を目指して、教育・研究を行い、社会のさまざまな分野で、人々や地域社会に貢献できる人材を育成しています。とくに、保健福祉系では、「健康で幸福な生活」へ向かう方法を学びます。「幸せ」への途には、障壁=バリアが存在します。授業では、自分の力では乗り越えられないバリアを乗り越えるための具体的な支援のあり方を考え、実践できる力を育成します。
個人と環境との相互作用をふまえ、心理行動面から人々の健康・福祉、Well-beingを推進する教育と研究にそれぞれの専門領域で取り組んでいます。精神疾患を有する人や問題行動を起こしている人たちの治療や支援、理解はもちろんのこと、健常な人たちの疾患や問題の予防、健康な状態の維持や増進にも役立つよう、科学者・実践家モデルに基づく、世界標準の臨床心理学に関する、教育、研究、実践を行っています。